「京都 挿花不捉会 代表 中田光一様」
去る25日、おかげさまで夜咄の茶会を開く事ができました。
何分、大寄せの茶会(30人)を夜に開くと言うまさに前代未聞のことをしてしまいました。
御馳走はやはり灯りで、庭の灯籠にも灯りを入れ、露地行灯や足元行灯を普段よりは多めに配しました。
広間では、床の間に竹の大和絵を掛け(これは元々名古屋城の屏風であったものを軸に仕立てたものといわれ、渡辺清の筆になる格調高い絵です)その前に苔むした松と白梅をかざり、その脇に1メートル位の高さの燭台に奉書を下にしいて、送って頂いた蝋燭をともしました。
お客さまは10人づつ入席していただき、膳燭は3台置きましたが十分の明るさでした。
小間では、短けいの灯りと手燭と小さめの燭台で、幽玄な灯火の茶会を堪能しました。
お客さまはほとんどの方が、このような茶会ははじめてとの事で、和蝋燭の「ゆらぎ」に感激したと言った方もいました。小間では何度か芯を切りましたが、これは初めての方に「芯きり」を見て頂く為に切ったようなもので、広間では最後まで芯はさわらずにすみました。
また、ある御老人はロウの匂いが懐かしいとおっしゃり、なつかしい昔話を披露してくれました。あまりにこの蝋燭に御執心でしたのでお土産に一本差し上げました。
確かに煤も少なく、あるかなきかの風にゆらぐ風情は他のものに替え難いものです。
素晴しい蝋燭に出会えました事お礼申しあげます。
失礼を承知の上で、昨日、手元にあった茶道具店で求めた蝋燭と、送って頂いた蝋燭を並べて灯してみました。炎の色までが違う事に驚かされました。
写真ができましたら画像で送ります。
それほど多く夜の茶会をするわけではありませんが、これからもお世話になると思います。
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