大與のこだわりは蝋にあり        

大與のこだわりは蝋にあり。
なかでも、櫨という植物から採取され櫨蝋(はぜろう)には特別な思いがあります。


櫨の栽培が経済的に行われるようになったのは享保年間(1716〜1735)と言われています。
ろうそくはもちろん、鬢付、膏薬の基材、家具の磨き材、高級石鹸の原料、化粧品、
ワープロのリボンインク等、その用途は多様です。

第二次世界大戦時には、食料増産のための乱伐、輸出の途絶を招き、
戦後もそれらの後遺症や、昭和20年代後半からのパラフィン等の代替物の圧迫で、
櫨そのものが櫨産業史上かつてない落ち込みを見せました。

現在は櫨に対する見直しが各産業でなされておりますが、江戸・明治期に比較すると櫨自体の
生産量は遠く及ばないのが現状です。

1993
年の資料では、現在その1%ほどしか生産されていません。

櫨の実を採取する人の高齢化や後継者不足、生産性の悪さ(櫨実の全量から約20%以下しか取れない)、
尋常でない手間、危険性の高さ(高い木に登るため)現在はその様なことをしなくとも稼げることはあること、
等の理由によります。

それに伴い、おのずと櫨そのもののコストが上がっているのが現状です。

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